Wind Band Pressのブログ

吹奏楽、管楽器、打楽器をメインとしたウェブメディア「Wind Band Press」のブログです。

今週の振り返り:演奏会をどう売るか

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こんにちは!

Wind Band Pressの梅本です。

Wind Band Pressも最近はさほど更新頻度が高いわけではないですが、出来れば週に1回、その週の振り返りとして、なにか考えていたことなどを共有できればと思います。

今日のタイトルは「演奏会をどう売るか」です。

先週のブログは「プレスリリースを打つべし!」でしたね。それと近い話ではあります。

だいぶ前になりますが(まだXがTwitterだった頃かな)、こんな記事を書きました。2019年の記事です。

▼SNSでモノを買う時代に僕らはどうやって「演奏会」を売ればいいのか?
https://windbandpress.net/14298

いまでも参考になるので読んでみてください。

あれから数年経って変わったことと変わらないことがあります。

どれだけSNSに投稿しようが、遷移したページの情報に不足があったり、そこでアピールが出来ていないと、これだけ色んなイベントやスマホでの暇つぶしコンテンツがあって、なおかつ物価高・賃金安のコスパ・タイパの時代に、そう簡単に演奏会には行かないだろうと思います。

やはり元のページ、自分たちのページやブログでいかにして何をアピールするべきなのか、「演奏会に行こうと思っていない人」の気持ちから逆算して細かく考えていくべきでしょう。

これは変わっていないことですね。人間の本質が変わらないのと同じです。

あと変わったことといえばやはりAIですね。便利な時代になりましたが、AIを使う時に、そもそものことを自分で理解していないと、AIの回答の何がいけないのかを見抜くことが出来ません。

例えば演奏会の営業をAIに相談してみたとして、営業のなんたるかを知らないと「それっぽい回答」に感心してそのまま使ってしまったりします。で、効果が出ないと。

僕の最近の体験談ですが、Wind Band Pressの広告を取るために開業当初は営業をしていたのですが、もう10年くらい営業をしていなかったので、あらためて、まだ連絡していない企業にメールで営業してみようと思ってAIを使ってみたんですね。

どう使ったかというと、営業メールの文面を考えてもらったんです。業種ごとに分けて7パターンくらい作ってもらいました。

それを元に、今回は20社くらいでしたが、当たってみたんですがこれが見事に外れました。

しばらくしてAIにまた「うまくいかんかったんだけど」と相談です。

AIの回答は「そのときの文面を見せてくれませんか?」でした。

「おまえが考えたやつや!」と思いつつメール分をそのまま貼り付けたら、「この文面ではダメですね」と。「なんでやねーん!」と盛大にツッコむ展開に。

AIは平気で嘘をつく。というのが最近学んだことです。

嘘をつくとはちょっと違うかもしれません。僕が元営業マンであるにも関わらずAIを信じすぎてしまって、ちょっとした引っ掛かりをスルーしてしまったのが良くなかったのです。

AIは便利です。そして皆さんの多くは「効率よく多くの人に届けたい、手数や時間をかけたくない」と思っているでしょう。そうなるとAIに頼りっきりになってしまう人が増えるのは自然な流れかなと思います。

でもやはり人が人を呼ぶために集客をするわけですから、AIの補助はあってもよいですが、そこに「呼ぶ側の人間的な面がどのくらい見えるのか」というのが今の時代とても貴重になっているのではないかなとも思います。

わかりやすく言うと、生成AIのイラストよりも、子どもが書いた下手な絵のほうが心が動くというような話です。分野やサイトによっては変わってくると思いますが、演奏会ってアナログですからね。

ついでに生成AIに関しては、学習させる分には著作権の問題もないというのが現時点での文化庁の考え方ですが、それを使用した場合に権利侵害となる可能性がある、というのも文化庁の考え方です。

それに則り考えると、特に音楽という著作権と密接に結びついている人たちが生成AIを使うことに対しては個人的には抵抗があります。「この人は著作権について軽く考えているんだな」と見えるわけです。そういう客層もいるということは頭に入れておいたほうが良いでしょう。

とはいえAIは無視できません。最近、検索する時どうですか?何かを調べようと検索すると、先にAIの要約が出てきませんか?SEO(検索エンジン最適化)というのが昔からのサイト構築の基本でしたが、それに加えていまは「AIにどう見つけてもらうか」「AI要約の出展としてサイトが表示されるか」ということも考えなければいけません。

今までよりさらに「自分たちのサイト」を充実させていくことが重要なのか、なんとなくわかっていただければ幸いです。

例えば吹奏楽をやっている人なら吹奏楽はわかりますが(それでもわからないことは山程あります)、まったく吹奏楽に触れてこなかった地元の人をお客さんとして呼びたい場合、「そもそも吹奏楽とはなんなのか」がわかるコンテンツを楽団のサイトに作るとか、そういった地味で地道な努力もしていかないといけないのかなと思います。

どこを拠点に活動しているのか、次の演奏会はいつどこで行われるのか、チケットはどうしたらいいのか、キャパはどのくらいなのか、当日券は出るのか、そもそも演奏会には私服で行っていいのか、マナーについてはどうなのか、など、知らない人にとっては知らないことだらけです。

そういった「これを知らないんじゃないか」ということを思いつく限りリストアップして、それを楽団のサイトのコンテンツにしていったら、結構AI時代にも強いサイトが作れるのではないでしょうか。

 

さて今週も無事に1本インタビュー記事が出せました。

ポルトガルの作曲家ヌーノ・オソリオ氏へのインタビューです。

▼「自分の『居心地の良い場所(コンフォートゾーン)』から一歩踏み出し、異なる時代やジャンル、表現形式の中にインスピレーションを求めるべきです」作曲家インタビュー:ヌーノ・オソリオ氏(Nuno Osorio)
https://windbandpress.net/23186

見出しに使った文章以外にも、印象的な回答が多くありました。

特に作曲家の方に読んでもらいたいインタビューでしたね(耳が痛いとも言う)。

面白い仕上がりだと思いますので、ぜひご一読ください。日本で名前が知られていなくても、世界各地で自分を磨き続けている作曲家が大勢います。

特に作曲家が「この作曲家の名前知らないから読む価値ないな、聴く価値ないな」とスルーすることは、逆に自分のことを「海外の人からスルーされてもいい」と位置づけていることにもなります。そのくせ「海外で演奏されたい」と言う。そんな甘い話はありません。学び続けることです。

 

今日はこの辺で。また来週!